コルテッツの青とかダンクのカレッジカラーとか。
エアマックスのグラデとか。
後半はクキニとかプレストとか。

ちょっとなに言ってるかわからないね
実はこれ、全部ナイキのスニーカーの名前。
この記事で紹介したいのは、名作揃いのナイキのスニーカーの中でも機能性の素晴らしさはもちろん、そのルックスでも心をわしづかみにしてくる伝説のシリーズ。
名前くらいは聞いた事あるんじゃないでしょうか。

エア・ジョーダン!
「エア・ジョーダン」というスニーカーの名作について評価や人気、開発時のエピソードなどをまとめていきます。
- AIR JORDAN(エア・ジョーダン)
- AIR JORDAN 1
- AIR JORDAN 2
- AIR JORDAN 3
- AIR JORDAN 4
- AIR JORDAN 5
- AIR JORDAN 6
- AIR JORDAN 7
- AIR JORDAN 8
- AIR JORDAN 9
- AIR JORDAN 10
- AIR JORDAN 11
- AIR JORDAN 12
- AIR JORDAN 13
- AIR JORDAN 14
- AIR JORDAN 15
- AIR JORDAN 16
- AIR JORDAN 17
- AIR JORDAN 18
- AIR JORDAN 19
- AIR JORDAN 20
- AIR JORDAN 21
- AIR JORDAN 22
- AIR JORDAN 23
- AIR JORDANという伝説のスニーカー
AIR JORDAN(エア・ジョーダン)
AIR JORDAN(エア・ジョーダン)というシリーズは、NBAのスーパースター「マイケル・ジョーダン」とのコラボレーションによって生まれたモデル。
「エア」というのは、ナイキのエアクッションの技術を用いている事からきています。
ジョーダンのプレイスタイルの特徴(ジャンプの滞空時間がパなく長い)からついたニックネームも「エア」なので、結果的にダブルミーニングとしてイメージが定着しましたね。
略称として『AJ』と言われる事もあります。
このシリーズ、人気絶頂期にはちょっとした社会問題にまで発展したこともあるんです。
該当する作品のところで説明します。

それでは紹介をはじめます
多くのモデルは復刻版がリリースされているので、今でも購入可能。
スニーカーを新しく購入しようと考えている方の参考になれば幸いです。
AIR JORDAN 1
1984年発売。
ハイカットとローカットの2パターンの展開でしたが、ハイカットのモデルが有名です。
信じられない事ですが、発売当初はそのカラーリングが受け入れられずに全く売れていなかったというエピソードも。

もったいない…
ホワイト×レッド×ブラック(シカゴブルズカラー)が代表的ですが、多くの配色のバリエーションも存在します。
AIR JORDAN 2
1987年発売。
オリジナルはシリーズ唯一のイタリア製。
アルマーニがデザインした、なんていう噂も飛び交いましたが実際はジョルジオ・フランシスというデザイナーの作品。

ジョルジオだけあってるw
復刻もされていますが、他のモデルに比べるとちょっとマイナーかもしれません。
でも実はこのモデル、機能としてはかなり画期的なものでした。
ミッドソールに採用されている弾性に優れたポリウレタンの効果でクッション性の向上に成功。
結果的にジョーダンの跳躍をサポートしたモデル、とまで言われています。
数あるジョーダンシリーズの中でも異彩を放つ傑作スニーカーと言ってももよいのではないでしょうか。
ちなみに誰でも見ればNIKEと分かるあのマーク(スウォッシュマーク)がこのモデル以降は姿を消しています。
AIR JORDAN 3
1988年発売。
ミッドカットのみのリリースでした。
ジョーダンシリーズに以後採用されている「ジャンプマンロゴ」もこのモデルから採用されています。
ビジブルエアを搭載した初めてのモデル。
AIR JORDAN 4
1989年発売。
3代目同様、ミッドカットのみの展開。
機能性の進化としては、シューズの軽量化を目的として異素材を取り入れるという手法を採用。(プラスチックやメッシュなど)
これが世の中に受け入れられ、Ⅱ・Ⅲで若干人気が下降気味だったエア ジョーダンの人気を再び上昇させるモデルとなりました。
後にSLUMDUNKとのコラボも発売されるほどの人気モデルです。
AIR JORDAN 5

出ました。AJ5。

このモデルでエアジョーダンという名前が世の中に知れ渡ったんだよね
1990年発売。
良い意味でも悪い意味でも”エアジョーダン”を世の中に知らしめたモデル。
ハイカットとミッドカットのさらに中間である、3/4カットを採用しておりこれがその後のシリーズの標準的なシルエットとなりました。
また、シリーズで初めてアウトソールにもジャンプマンがデザインされ、クリアソールや反射素材等の採用でデザイン的にも不動の人気を確立したと言っていいでしょう。
ですが、話題になったのはシューズ自体ではありません。
消費者の購買意欲が加熱しすぎた事で殺人事件にまで発展してしまうという衝撃的なニュース。
復刻(2006年)時にはレディスモデルとしてローカットも発売されています。
AIR JORDAN 6
1991年発売。
ジョーダンのNBA初優勝時に着用していたのが「6」です。
「素足に近い感覚のシューズが欲しい」というジョーダンの意見から軽量化が進められてました。
日本でのAJ人気に拍車がかかったのはこのあたりからではないでしょうか。
ちなみに、漫画「SLAM DUNK」で主人公の桜木花道が最初に着用したバスケットシューズがこのAJ6です。
AIR JORDAN 7
1992年発売。
NBA2連覇時に着用していたモデルです。
また、バルセロナオリンピックでアメリカ代表としてジョーダンが出場した際には、アメリカ代表のユニフォームに合わせたオリンピックモデルが発売されました。
3~6まで採用されていたビジブルエアは廃止されましたが、エアハラチからフィードバックされた「インナーブーツシステム」によって一層のフィット感が実現されています。
ちなみにジョーダンシリーズで最もカラーバリエーションの多いモデル。
発売当時、普通に上野のショップで売ってて迷った挙句に購入を見送った経験があるのですが、なぜ買わなかったんだと後悔。

小一時間問い詰めないとね
AIR JORDAN 8
1993年発売。
アウトドア用バスケットシューズ「エア・レイド」をベースとして、つま先から踝にかけてX字に伸びる「サポート・クロス・ストラップ」を採用する事や、前作からの「ダイナミックフィット」を継承する事によって更なるフィット感の向上を目指したモデル。
ジョーダンもNBA3連覇を果たした際には履いていたのですが、実際には着脱性にクセがあったため、練習時には別のシューズを履いていたという逸話も残っています。
AIR JORDAN 9
1993年秋発売。
これまでのモデルに比べてかなりシンプルな作りに見えますが、シューレースのホール部分がフック型になっていたりして機能面での進化はちゃんとされています。
ソールの底部分に日本語で「世界スポーツ」と記されていることでも有名。
アウトドア・ブーツを思わせるシンプルなデザインが特徴的ですね。
AIR JORDAN 10
1994年発売。
記念すべき10作目です。
10作目にふさわしく、メモリアルモデルの要素も強く出ています。
ソールには10本のストライプで表現したジョーダンが残した数々の記録が刻まれています。
さらに各都市限定カラーがリリースされており、シカゴモデルはかなりのレアモデルです。
その中でも「45」のナンバリング付きは激レア。
AIR JORDAN 11
1995年秋発売。
「フォーマルシューズのようなシンプルなシューズが欲しい」
というジョーダンのリクエストをもとにしたデザイン。
アッパーにはエナメルレザーとナイロンメッシュを採用するなど、できる限りジョーダンの希望に応えるスタンスがみてとれます。
とはいえ。
AJの遺伝子はきちんと引き継がれているのは評価したいところです。
クリヤーラバーのソール等の斬新なデザインはストリートでも高い支持が集められています。
「エア・マックス95」がリリースされたのもこの頃で、日本でのスニーカーブームを牽引したと言っても過言ではありません。
AIR JORDAN 12
1996年秋発売。
アッパーをレザーにするなど、シンプルなデザインを追求したモデル。
シンプルにしたのはいいのですが、クリアソールを廃止するなどシンプルにしすぎた結果、シューズ自体の売れ行きは思いのほか良くありませんでした。
ただ、本来のバスケットシューズとしての用途では評価が高く、チャールズ・バークレーやロン・ハーパー等、多くのプレイヤーが着用したという皮肉なモデルでもあります。
AIR JORDAN 13
1997年発売。
クロヒョウをイメージしたという曲線を多用したアッパーと、その肉球を思わせるソールのデザインが特徴。
1998年にはローカットも発売されました。
アンクル部分にはホログラム素材を採用するなど、スタイリッシュなデザインで人気がでていました。
一番の注目点は、かなり奇抜なデザインをしているアウトソール。
AIR JORDAN 14
1998年発売。
ジョーダンの当時の愛車である<フェラーリ550マラネロ>をモチーフにしてデザインされています。
エンブレムのようなジャンプマンのロゴ、ラジエーター状の補強プレートなどは、言われてみればスポーツカーっぽいですね。

言われてみれば、だけどね
ちなみに、これがオフィシャルに着用されたのは1998年のNBAファイナルのゲームのみなんです。
そういう意味ではレアなのかもしれません。
ズームエアのクッション性を調節して素足感覚を発展させたり、土踏まず部分の空気穴を採用したり、ハイテクシューズに仕上がっています。
一応区分けとしてはミッドカットですが、今までの物に比べると若干ローカットよりのデザインになっています。
AIR JORDAN 15
1999年発売。
今までとはガラッと変わったデザインになっています。
ただし、一般受けはそんなに良くありませんでした。
デザインのイメージは爆撃機。
残念ながら歴代のモデルの中ではマイナーな部類に入ると思います。
AIR JORDAN 16
2001年発売。
このモデルからデザイナーが2代目デザイナーのウィルソン・スミスに変わりました。
オン・オフ共用できることがコンセプトと。
脱着可能なシューレースカバー(シュラウド)が賛否両論、売上という観点からいうと貢献したとは言えません。
なんとエア・ジョーダンともあろうものが2作続けてコケてしまうことに。
AIR JORDAN 17
2002年発売。
テーマは「シンプルでエレガント、優れた機能面」
前作に続いてシューレースカバーを採用。
ジョーダンの復帰ということもあって話題にはなりました。
外箱はアルミケース、CD-ROMを付属、高級感をこれでもかと打ち出しています。
アッパーの素材もクオリティの高さを意識しています。

売れたかどうかは触れないでおこう
AIR JORDAN 18
2003年発売。
基本線は前作を踏襲した高級路線。
機能面ではダブルスタックのズームエア、足のねじれを防ぐ「カーボンコンフォートコントロールプレート」の搭載等、新しい試みも始まっています
これは40歳を迎えるジョーダンに対して、ヒザの負担を軽減させるという目的もあったのです。
AIR JORDAN 19
2004年発売。
残念ながら実際にジョーダンがこのモデルを履きプレイすることはありませんでした。
でも、ちゃんと次世代の選手には引き継がれているのです。
2004年のアテネオリンピックでは「エア ジョーダン19」のオリンピックモデルをカーメロ・アンソニーが履いてプレーをしていました。
AIR JORDAN 20
2005年発売。
記念すべき20作目です。
ベルクロ部分のデザインは、レーザー加工でジョーダンの軌跡を表現しています。
AIR JORDAN 21
2006年発売。
薄型&高反発のズームエアの2種類を付け替え可能という飛び道具をココで持ってきます。
シーンによって使い分ける事が可能になっていますが、残念なのはジョーダンは既に引退してしまっているから履いている姿を見られない事。
AIR JORDAN 22
2007年発売。
今回は戦闘機「FA22ラプター」がモチーフ。
メッシュを起用する事で通気性もよく、また21で取り入れられた付け替え可能なエアパーツも継続です。
AIR JORDAN 23
2008年発売。
マイケル・ジョーダンの背番号「23」にちなんで作成された記念モデルです。
メチャメチャプレミア付いています。
AIR JORDANという伝説のスニーカー
長期間に渡って新作が定期的にリリースされていた「AIR JORDAN」
NIKE社の他のラインナップだけでなく、シューズ界全体に与えた影響は計り知れません。
その希少性や限定感等から営利目的の転売や偽物の乱発、「5」のリリース時に起こった悲しい事件等、社会に与えた影響もかなり大きいものでした。
学生の頃も大人になった今も変わらずにカッコいい、履きたい、欲しい、って思えるアイテムってそんなに多くないと思うんです。
そういう意味では「エア・ジョーダン」って近年稀にみるヒットアイテムと言って間違いないと思います。
”スニーカー” ”シューズ”っていうくくりじゃ恐れ多い。
”エア・ジョーダン”っていう1つのジャンルと言ってもいいかもしれませんね。
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