2007年に江崎グリコより発売されたデザート飲料「ドロリッチ」
独特の食感で大人気となりました。
ピーク時の2009年には100億円の売り上げも記録したドロリッチですが、ついに在庫が無くなり次第の販売終了の決定がされています。
ドロリッチのステルス値上げ

根強い人気でロングセラーとなっていたドロリッチですが、実は消費者の嗜好の変化や市場の縮小の影響によって少しずつ値上げをされていました。

ずっと150円じゃなかったっけ?
販売価格は当初から150円で変わっていないのですが、内容量を減らすという方法で実質的値上げ(ステルス値上げ)が頻繁に行われていたのです。
企業などが商品の価格を据え置いたまま内容量を減らす現象。
英語の「ステルス(こっそり行う)」に「値上げ」を合わせた造語で、実質的な値上げでありながら消費者が気づきにくいことを表している。
「実質値上げ」「隠れ値上げ」「サイエンス値上げ」とも呼ばれる。
出典:コトバンク
ドロリッチのステルス値上げの推移
年度 | 内容量 | 価格 |
2008 | 220g | 150円 |
2014 | 200g | 150円 |
2015 | 180g | 150円 |
2017 | 120g | 150円 |
2018 | 180g | 150円 |
2017年には、当初の220gに対して120gにまで減っているという事に驚きを隠せません。
さすがにこれが認識されると消費者や世間からの意見もあったのか、翌2018年には180gまで戻されています。
このようなステルス値上げも売上低迷の一因としてあったのではないでしょうか。
ドロリッチガールズ
ドロリッチを販促するために結成されたグループ、それがドロリッチガールズです。
とは言っても別にCD出すわけでも握手会するわけでもなく、CMで消費者の購買意欲を刺激することが目的。
グラドルと呼ばれるジャンルのタレントさんで結成されている事からもわかるように、ドロリッチのメインターゲット層の20代男性に向けたキャスティングです。
当初はそのCMの過激さには賛否両論ありました。
ですが、結果的にオンエア直後から大きな話題となり、その戦略は見事に成功しています。
ボクが10年以上好きで好きでたまらないあの方も、ドロリッチガールズ(しかも一期生)に所属していたんです。
いい機会なので全メンバーを思い出しながらニヤニヤしてみましょう。
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ドロリッチガールズ(一期生)
中村静香
西田麻衣
丸高愛実
遠野千夏
柴小聖
この時ドロリッチという商品のモデルチェンジが行われていて、その内容はクリームをホイップクリームに変えるなどの大幅なリニューアルでした。
「振る(フル)モデルチェンジ!」
を合言葉にしている所にちなんで、こういう大胆なCMが企画されたとのこと。

しげきがつよいよ
そしてこの中にボクが好きで好きでたまらない方がいらっしゃいます。
そう、中村静香様。

別にグラドルとしてのボディが、とかではなく。
それもひっくるめて全部理想。
タヌキ顔も好き。
お酒好きで有名な所も好き。
われながら気持ち悪いので次にいきましょう。
ドロリッチガールズ(二期生)
まあまあの印象を世間に与えた一期生のCMでしたが、翌年の新作ではメンバーを一新しています。
今回はチアリーダーがテーマ。
「振れ振れホイップクリーム!」
「吸え吸えドロリッチ!」
というセリフがこれまた話題になったとかならなかったとか。
今野杏南
佐山彩香
岸明日香
亜里沙
星名美津紀
ドロリッチガールズ(三期生)

これまでの路線とうってかわって現役のモデルさんを起用。
おしゃれなカフェイメージをうちだしています。
この三期生としての新作CMはありませんでしたが、WEB上で公開されているムービーでは独特なダンスを観ることができますね。
にわみきほ
岡本あずさ
平野由実
古川美有
千国めぐみ
外苑前駅のカフェ「Sign カフェ」で「リアル・ドロリッチCAFE」を期間限定オープンするなど、これまでとは違った販促が行われていました。
ドロリッチは残念ながら販売終了になってしまうので、ドロリッチガールズも新メンバーが登場することはありません。

よくこんな過激なCM出せたよね
時代背景もあったとは思いますが、お年頃の男子にはたまらないものだったことは事実。

ごちそうさまでした
いつまで購入できるか分かりませんが、もしみかけたら最後に味わってみるのもよいのではないでしょうか。