平成元年生まれの人ってもう30歳なんですね。
いつも無理難題言ってくる得意先のデザイナーさん、確か今年30歳って。

ボクは平成生まれに怒られていたのか
当たり前の事ですが平成になってから30年がたつのです。
こんなこと言うと老化の激しさをカミングアウトする事にもなりかねないけど、いやあ早い。
こないだ元号変わったばっかりな気分でいたし。
そりゃあボクも老眼の疑い出てきてもおかしくない。
ラストイヤー真っ只中の平成時代をちょっと振り返ってみようかと思います。
思い出とかなつかしみとか、引っかかった出来事を抜粋してみます。
平成元年(1989年)

当時の官房長官の小渕さんが掲げた「平成」の文字。
「平和」に「成る」という意味を込めて付けられている。
…..のですが、一説にはくじ引きで決めたとも。
くじって….。

ダーツとかかな…..
消費税の開始
当初3%の税金が課せられたんだけど、まあ戸惑いましたね。
値札とかPOPに書いてある金額だけでは買えない事に。
今では当たり前だけど。
これによって5円玉さんとか1円玉さんが急に注目される事になりました。
いか天スタート
なつかしい。懐かしすぎます。
意味の分からないヤングの為に軽く説明しとくと、「いかすバンド天国」っていう番組の事。
当時のバンドブームを牽引したと言ってもいいくらい影響を与えました。
ボクにも。

今でも見るあの有名なバンドもいか天出身だったりします。
「BEGIN」「たま」「JITTERIN’JINN」あたりは聞いたことあると思います。
ボク的に最大の出身バンドは「BLANKEY JET CITY」。
あのブランキーがいか天出身なんてね。
あと、宮尾すすむと日本の社長。
ベルリンの壁崩壊 / 東西冷戦の終結
これはものすごく大きな出来事です。
それこそ平成生まれの人は知らなくて当たり前かと思います。
ドイツって「西ドイツ」「東ドイツ」って分かれてたのです。
その背景にはポーランドの民主化とかハンガリーの改革路線とか、いろんなものが絡みあってたんだけど、細かい所は世界史の先生に聞いて頂ければ(説明放棄したとも)
このベルリンの壁っていうのは冷戦(アメリカを中心とする西側の資本主義、自由主義とソビエト連邦を中心とする東側の共産主義、社会主義の対立)の象徴でもあったのです。
その後マルタ会談において当時のアメリカ大統領(ブッシュさん)とソ連の最高会議議長(ゴルバチョフさん)が「東西冷戦の終結」を宣言した、と。
世界的に見ても大きな転換のあった年と言えるのではないでしょうか。
その他の出来事
平成元年の流行語
平成元年のヒット商品
いきなりマイナスイメージの強い所から始まった平成の時代。
ココからどうなっていくのでしょうか。
平成2年(1990年)
波乱の幕開けとなった平成の世の中。
2年目はどうなっていくのでしょうか。
バブル崩壊の始まり
今では考えられないほど景気が良かったのです。それまでは。
株式とか不動産、特に地価が異常な程の高騰をみせていました。
山手線の内側の地価を合計するとアメリカ全土が買えちゃうとまで言われる異常っぷり。
ボクはまだ学生だったのでそれ程実感としては無かったんだけど、まあ浮かれてましたね、大人たちは。
タクシー止めるのに万札振り回してるとか信じられない。
そんなバブル景気も地価の下落と共に終焉を迎えていきます。
前年の消費税の影響も少なくありません。
銀行が抱え込んだ不良債権はその経営をどんどん悪化させてしまって、今でもその悪い影響が残っているのです。
スーパーファミコン発売
買いました。ソッコーで。
当時としてはものすごくハイスペックな家庭用ゲーム機。
初代ファミコンが出た時もかなりの衝撃を受けたけど、今回はそれを3倍してギュギュっと濃縮した感じ。
ドラクエだったりFFだったり、スーパーマリオだったり、大ヒット作は一通りやったけど、一番好きだったのは魔界村です。
レッドアリーマー強過ぎ。
その他の出来事
平成2年の流行語
平成2年のヒット商品
ボク自身にはバブルがはじけた直接の影響はあまりなかった様に記憶しています。
だけど世の中には今まで考えも及ばなかった様な大きな変化がおこりつつあったのです。
平成3年(1991年)
伝説のアスリートが引退したり、伝説になる事間違いない写真集が発売されたり、伝説が多く残った年でした。
千代の富士引退
なんと通算1045勝という信じられない記録を打ち立てた力士の引退は衝撃的でした。
直接のきっかけを与えたのが貴花田(後の貴乃花)との取り組みだったっていうのも感慨深い物があります。
「ライオンのごきげんよう」放送開始
「なにがでるかななにがでるかな」でおなじみのアレです。
残念ながら2016年の3月で終わってしまったけど、大学行くのめんどくさい時は昼に起きて、いいとも見てその流れでこの番組見る、っていう堕落した生活を送っていた事を思い出しました。
コレがボクの情けない話、略して「ナサバナー」
ジュリアナ東京オープン
バブルが崩壊し始めてるというのに楽観していたのかもしれません。
後の平成大不況は誰も予測できなかったっぽいですね。
ワンレンボディコン、意味分かりますか?
ものすごい勢いで増殖していたのです、こんなお姉さん達。
当時のボクには刺激が強すぎたけど、今こんな人に出会ったら絶対に説教してると思います。
ユーロビートとかハイパーテクノとか、そういうジャンルの音楽が台頭してきたのもこの頃。
《Santa Fe》発売
これはもうビックリ&ビックリ。
人気絶頂のアイドルがヘアヌード写真集出しちゃうという衝撃。
ちょっと落ち目が見えてきてV字回復を狙う、という物ではないのです。
買いはしなかったけど、ツレが予約までして手に入れてたので発売日にはバイト早抜けしてソイツんちに集合してたなあ。
その他の出来事
平成3年の流行語
平成3年のヒット商品
平成4年(1992年)
ボクの中ではこの年はこのニュースが一番大きかったです。
なんていうかショックでした。
尾崎豊死去
尾崎豊の死去のニュースには信じられない気持ちでいっぱいでした。
めったにテレビには出なかったのでCDで曲を聴くことがほとんどでしたが、ツレの中には信者っていってもいいくらい傾倒していたヤツもいたのです。
享年26歳、いろいろと憶測でニュースに出ていたけど真相は明らかにされていません。
その他の出来事
平成4年の流行語
平成4年のヒット商品
平成5年(1993年)
ついに始まりました。
後に数々の名選手や名試合が産まれる事になるのです。
Jリーグ開幕
やっと、というか遂に、というか、サッカーのプロリーグが始まりましたね。
実はボクはサッカー人間だった時もあって。
小学生からサッカー漬けでした。
…….ちょっとカッコよく言い過ぎました。
高校までは頑張ってたんだけど大学に入った瞬間にまわりのレベルの高さに逃げだしてます。
まあ、アレです、サッカー好きなんですよ。
ただのサッカー好き。
読売クラブとか日産とかヤマハとか、そういう社会人リーグの時から見てたので、なんだかプロリーグが出来た事にしばらくの間は違和感があった気がします。
多分実家行ったら開幕戦のビデオが残ってるハズ。
VHSだから今見るのは難しいかもだけど。
記念すべきJリーグ初ゴールはまさかの助っ人外国人(マイヤー)。
そこはカズ決めとけよ。
ヨーロッパで欧州連合 (EU) が発足
今では当たり前に使ってる「ユーロ」。
それまでは各国それぞれの通貨だったり出入国とか輸出入の制限だったり、色々と制約があったんだけど、これによって人やモノのある程度自由な行き来が出来る様になったのです。
アジア圏がおんなじ事考えたらどうなるんだろう。
メンドくさそうだ。
その他の出来事
平成5年の流行語
平成5年のヒット商品
とりあえず平成の始まりから5年間の軌跡を簡単に書いてみました。
30年前って今では考えられない様な時代背景だったんだなあ、って改めて思います。
まだ学生だったので経済とか政治とか、難しい所はあんまり気にせずに遊びほうけていたんですけど。
今自分が置かれている環境に照らし合わせてみると結構面白い。
今のボクが平成元年にいたらどんな行動をしてどんな生き方をしているのか。
そんな哲学的な考えすらしてしまうのです。
という事で次回は平成6年~10年まで。
ではまた。
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