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自分の「強み」を理解するには「ポータブルスキル」に落とし込むことが一番の近道

「あなたの強みはなんですか?」

即答できますか?
もちろん就職活動中の人なら、常に答えられるようにしておくべき質問ですが、それ以外の人にしてみたら一瞬考え込んでしまうのは当たり前かと。
そもそも、強みって仕事のやりかたとか置かれている環境とか、もっと言うと自分の意識の持ちようでいくらでも変わることがありますからね。

少なくとも転職する時などの面接では必ず聞かれることになる「自分の強み」に関しては、定期的に棚卸しをしておくのもいいのではないかと。
この記事で、あなたの強みを改めて見直して頂けると嬉しいです。

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自分で認識している「強み」「弱み」はあてにならない

「自分には強みがない」
「自分の弱みはここだ」

みたいな自己分析、確かに必要ではありますが、客観的に見てみるとその分析って意外と的をえていないケースも多々あります。
的をえていない、というか自己視点と他者視点の相違みたいなイメージですね。

「わたしの強みは、誰とでも仲良くできることです」
⇒特筆すべき強みっていうわけではない、ビジネスパーソンとしては当たり前に持っていなくてはいけない部分。

「わたしは社交性が他人よりも少ないと自己分析します」
⇒他人と比較するものではないし、むしろその反面の強みが絶対にあるはず。

みたいな。

また、キャリアを積んでいる人の方が言いがちなのですが、
・営業成績上位を3年間連続
・○○と◆◆の資格を持っている
・10人以上の部下をまとめ上げたことがある

のような実績は、ここでいう「強み」には該当しません。
それはあくまでも「結果」であって「強み」ではないんですね。

営業成績をあげるために、自分が何をしたのか
資格を取るために、どのような努力が必要だったのか
部下をまとめるにあたって、自分はどんなところに気を使っていたのか

このような行動を振り返るところからひも解いていくと、自分の強みが視覚化できるのではないでしょうか。

履歴書や職務経歴書には、結果をアピールする内容を書くことが確かに必要です。
ですが、面接などの場ではその結果に到達できた理由としての「強み」が説明できるとベター。
極端な話、実績はそれほど自慢できるものじゃなくてもいいんです。
現状に向き合って状況を分析したり、問題点や改善点を的確に把握できていたり、状況に応じた判断や行動をしていたり、そういう部分こそがあなたの「強み」としてアピールできるんです。

逆に、自分で弱みと感じている部分だって、視点を変えれば立派な強みにもなります。

専門職じゃないから自慢できるスキルがない、広く浅く的な仕事の内容だったから深い知識を身につけられていない。
いわゆるゼネラリストとしてキャリアを積んできた人にありがちな悩みですね。

でもコレ、決して弱みではないんですよね。
専門職じゃないのなら、広く浅く仕事をしてきたのなら、きっと広い視野で物事を見る事が必要だったのではないでしょうか。
一点集中型のスキルも確かに必要ですが、そういう人たちをうまく調整することは組織としてメチャメチャ大事。
それができるのって、スペシャリストじゃなくてゼネラリスト的な経験をしてきた人の方が適していると思います。

こんな感じで、弱みを違う角度から見ることで強みに変えることは重要な考え方なんです。
コンプレックスを強みに変える、と言ってもいいかもしれません。

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自分の「強み」を整理するために

どんな人にだって、「強み」は絶対にあるはずです。
それに気がついているか、自分の中で整理できているか、それだけの違い。
自分の強みを知るために必要なことは、自分自身の経歴や実績、得意なことを洗い出す作業。
紙に書きだすでもエクセルでまとめるでも、やり方はあなたの好きな方法でOK。

特に転職活動においての強みの洗い出しには、ポイントを的確におさえることが必要です。

「強み」の洗い出しポイント
  • どんな目標を設定したか
  • その目標を達成するためにどんな計画をたてたか
  • どんな人と一緒に行動をしたか、またその人とのコミュニケーションはどのようにとっていたか
  • トラブルや問題が発覚したときにどのような対処をしたか
  • その問題がおこった原因の分析をどんな方法で行ったか
  • 目標を達成したときにどのような感覚をつかんだか

本来ならもっと細かく洗い出しができると良いのですが、最低限このポイントを整理しておきましょう。

この作業が出来たら、次はその中でどんなスキルが活かせたのかをあてはめてみます。
ポータブルスキルと言われる、職種や環境が変わっても活かすことができるあなた自身の固有スキルが存在します。
  ※ポータブルスキル=持ち運びのできるスキル、というイメージ

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自分が持っている「ポータブルスキル」を自分の「強み」にあてはめる

「ポータブルスキル」は3つの種類に分類できます。

ポータブルスキル
  • ヒューマンスキル
  • セルフコントロールスキル
  • タスクマネジメントスキル

それぞれ具体的にどんなスキルなのか、整理してみましょう。

ヒューマンスキル

・主張力:自分の意見や考え方を的確に伝える
・否定力:否定すべきところに気づき、それを否定できる
・傾聴力:相手の話をきちんと聞き、内容を正確に理解する
・受容力:相手の要求を受け入れることができる
・説得力:相手を納得させられるだけの会話をすることができる
・統率力:集団や組織を管理、監督する
・支援力:個人や集団をサポートする
・協調力:個人や集団と同じ方向を向いて、協調することができる

セルフコントロールスキル

・慎重力:注意深い思考や行動ができる
・冒険力:リスクを恐れずに行動ができる
・自制力:集団の中において、個人的な欲求をコントロールできる
・高揚力:やる気やモチベーションの自己コントロールができる
・忍耐力:ストレスに耐えるメンタルコントロールができる
・柔軟力:環境や人間関係の変化に対応することができる
・規律力:ルールにのっとって物事を進めることができる
・曖昧力:自分の枠組みにとらわれず、曖昧さも受け入れることができる

タスクマネジメントスキル

・持続力:ある一定のパフォーマンスを維持、継続することができる
・瞬発力:集中的に力を発揮することができる
・推進力:立ち止まらずに物事を前に推し進めることができる
・変革力:新しいものや考え方を作り出すことができる
・機動力:状況に素早く対応することができる
・確動力:決まったことを確実に実行することができる
・創造力:常に発想、発展させる思考を持つことができる
・分析力:物事の仕組みや原因と結果を適切に理解することができる

先に洗い出しておいた自分の「強み」が、どんなポータブルスキルに当てはまるかを試してみてください。

ポータブルスキルは、どんな業種、どんな職種でも基本的な部分は変わりません。
要するに、自分がどんなポータブルスキルを活かしてどんな経験をしてきたか、それが「強み」と言い換えられるのです。

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まとめ|自分の強みを客観的に理解しておこう

このようにポータブルスキルに自分の経験を落としこんでみると、自分自身でも気が付かなかった強みや弱みが客観的に見えてきませんか?

ここまで自分自身を理解しておくことは、ものすごく重要なことで。
就職活動や転職活動だけでなく、実際に新しい環境で新しいチャレンジをする時にも絶対に役立ちます。

また、仕事に限らず、人付き合いや恋愛など日常生活全般に対して意識的に活用していくことで、生活自体のレベルアップも期待できそうです。

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