前回の記事では、大掃除に向きあうための準備と心構えをまとめました。
それでは前回整えたメンタルを実践に投入していきましょう。
100の検索より1つの実践です(←なんかそれっぽい言葉言いたかった)
・大掃除の具体的な進め方の参考になります
・大掃除を効率よく進める方法がわかります
・大掃除を月イチでしたくなる(かもしれません)
大掃除にとりかかる為に必要なもの

さすがに手ぶらで対峙できるほど簡単なものではありません。
最低限必要な道具は揃えておきましょう。
あと意外なものがいい仕事をすることもよくありますね。
基本装備
「はがねのつるぎ」とか「ロトのよろい」とか、伝説の勇者的な物は必要ないです。
確かに大掃除といえばラスボスには違いないけど。
もっと必要な物は身近にあるのです。
最低限用意しておきたいのはコチラ。
掃除機
バケツ
雑巾
ゴミ袋いっぱい
紐とハサミ、カッター
マスク
ちょっと気合を入れて掃除をすると、自分で思っている以上のゴミが出るのです。
ゴミ袋は余裕を持って準備しておきましょう。
雑巾は何度も何度も洗うのメンドクサイ、っていうかメチャメチャたくさん使います。
ココでついに前回少し触れた「元Tシャツさん」が大活躍するのです。
捨てられる運命にあった物がこんなに注目されることになるなんて、誰が予想したでしょう。
エコにもつながるので積極的に取り入れていきましょう。
ウチでは一人30枚くらいの切れっぱし(もう切れっぱし扱い)をポケットというポケットにねじ込んでいます。
あると便利な仲間たち
更に効率よく進める為に、こういう仲間たちがいるかいないかは結構重要ですね。
小さ目の段ボール
コロコロ(なければガムテープ)
重曹
古い歯ブラシ
普段掃除をしないような(あえて見なかった事にしてるような)所からは、自分でも忘れていたステキグッズとかが出てくる事がよくあります。
これをとりあえず小さ目の段ボールに避難させておきましょう。
久しぶりに動かした家具の跡地には、ホコリのかたまりやこびりついた汚れ等が・・・
なんてときはコロコロさんを。
ポケットに忍ばせておいたコロコロでコロコロしてみます。
コロコロだけではうまくコロコロ出来ない様なヴィンテージ的な汚れには、薄めた重層水を吹きかけます。
その後に元Tシャツさんでゴシゴシするとキレイになるのです。
こんな感じで便利パーティーを組んでみたんだけど、中でも一番おすすめしたいのは「古い歯ブラシ」。
ウチでは家族全員が10月以降は歯ブラシを捨てずにコレクションしています。
それでは実践

いきあたりばったりで目に付いた所からやるのは非効率。
経験値も少ないのにいきなり遠くのダンジョン攻めたり、アイテム持ってないのにイベントスポット行ったりしても二度手間になるじゃないですか。
それと一緒ですね。
計画をきちんと立てておく事が必要なのです。
ここで最初にやっておいた分担表が役に立つのです。
ご家庭の人数によって適当に調整してください。
キッチン
↓
リビング、各居室
↓
浴室
↓
トイレ
↓
洗面台
一例ですが、この順番で進めると効率よく進めることが可能になりそうです。
それでは順番に見ていきましょう。
キッチン
年末の寒い時期は食材も傷みにくいから冷蔵庫掃除のチャンス。
一旦冷蔵庫の中身を全部出してしまうことだってできるかもしれません。
一応、部屋の暖房は切るか弱くするかしたほうがベターです。
特に床暖房には注意してください。
あったかい床に生もの置いたらキツイですよ。
取り外せる物(仕切り板等)は外して水洗いします。
本体は固く絞った雑巾で拭き掃除。
あんまり洗剤は使わない方がいいかも。
ついでにこのタイミングで、食材の賞味期限チェックもしてしまいましょう。
ウチの冷蔵庫、たまーに奥の方からステキな掘り出し物が出てくるときあるんですよね。(賞味期限に目をつぶれば、という前提ですが)
去年は2週間くらい過ぎてたゴディバとかギリギリいけるカラスミとか出てきましたね。
キッチン掃除の2強は「レンジフード」と「換気扇」のコンビです。
これこそ普段からこまめに掃除をしておくべき所なのかもしれません。
とはいえ、正直そこまで手が回らない方も多いと思います。
ココで秘密のアイテムを召喚します。

ババババっババーン
(ドラ風に音読して頂きたい)

「じゅうそーう」
(ドラ風に叫んで頂きたい)
水に溶かして重層水を作るのです。
100ccの水(ぬるま湯のほうがいいかも)に大さじ6杯分くらいの重曹を溶かすだけ。
レンジフードや換気扇のファンとか、取り外せる部品は重曹水につけ置きしてしばらく放置プレイです。
取り外せるパーツを全て取り外したら、本体には重曹水をスプレー。
この分は気持ち濃いめに作っても良いですね。
スプレーしたらキッチンペーパーを貼り付けていきます。
湿布を腰に貼るイメージで。
10分くらいおいておくと汚れが浮き上がってくるので、雑巾で拭きとればキレイになりますよ。
さて、先程つけ置きしておいた部品は重曹水の効果で汚れが落ちやすくなっていると思います。
台所用洗剤で洗えばびっくりするくらいキレイになりますよ。
今まで登場機会に恵まれなかった古い歯ブラシもここで登場します。
部品の細かい隙間など、それこそ歯磨きのイメージでキレイにしていきましょう。
ちなみにこの重曹水ってマルチプレイヤーぶりがすごいんです。
電子レンジの内部の掃除にも使えます。
適当な容器に重曹水を入れて3分くらい普通に加熱。
重層水の蒸気がこびりついた汚れを落ちやすくしてくれるのです。
リビング、各居室
普段から掃除機はかけていると思うから、目に見える所は特に大掃除テンションで進める必要はあまりないと思います。
エアコン周りや照明、普段動かす事の少ない家具の周辺を重点的に攻めていくという作戦でいきましょう。
掃除の鉄則がありました
世の中のお母さん方からは「そんな事も知らないの」バッシングがあるかもしれませんが、ヨメに教えてもらったのでシェア。
シェアなんてたいそうなもんじゃないかもですが、一度使ってみたかったのです。
掃除の鉄則①「高い所から」
ホコリやごみはどんなに注意深く掃除をしても下へ落ちていきます。
エアコン周りや照明等の高い所を最初にやっつけていきましょう。
エアコンのフィルターを取り外すだけでもかなりのホコリが飛び散るからマスクは必須ですね。
高い所から始めて最後に床をキレイにするっていう流れが効率的です。
掃除の鉄則②「奥から」
部屋の奥から入口にかけて進めていきます。
もちろんフローリングの床にワックスをかける場合も同様です。
奥から入口へと動かしていきましょう。
掃除の鉄則③「換気の徹底」
大掃除に限らずですが、普段の生活の何倍ものホコリが舞うから基本的には換気は徹底します。
窓全開でもいいくらい。
空気の通り道を作るために2か所以上の窓がある時は全て開放したいですね。
浴室
ここでも高い所からキレイにしていくという鉄則は通用します。
天井、壁
天井や壁には汚れやカビが付着している事が本当に多いのです。
多いのです。
大事な所なので2回言っときます。
まずこれをやっつけましょう。
基本的には市販の洗剤を吹き付けておき、少し時間をおいてから流せばある程度の汚れは落ちると思います。
その後落ち切らなかった汚れの部分を、スポンジとか柔らか目のブラシでゴシゴシゴシゴシ。
頑固な汚れにはジェル状のカビ取り剤が便利です。
密着するから使いやすいんだけど、注意しないとリアルにヤバい事になるから取扱いにはご注意。
こういうのって塩素系が多いのですが、塩素系のものは他の洗剤と絶対に混ざらないように。
絶対に混ざらないように。
絶対に混ざらないように。

かなり大事なので3回言いました
浴槽
浴槽用洗剤をお湯をはった浴槽に入れてよく溶かします。
そこに椅子や洗面器などの小物をつけ置きします。
20~30分たったらゴシゴシタイム。
ちなみにコレ、何度か登場している重層水でもOKなんです。
重曹は弱アルカリ性なので、皮脂汚れや石鹸カスの汚れ落としにも効果があるんですね。
こびりついてしまってゴシゴシだけではとりきれない水垢はクリームタイプのクレンザーを使いましょう。
もしなければ歯磨き粉で代用してもOK。
鏡とかにいつもいる白いヤツ(湯垢)
普段は見なかった事にしてる人も多いと思います(ボク)
だけど、せっかく大掃除をしているのでこの機会にやっつけておきたいです。
湯垢。
あの白い点々のヤツ。
こいつを落とすためにはメラミン樹脂のスポンジがいい仕事をしてくれます。
ホームセンターとかに売ってる研磨スポンジってヤツですね。
どうしてもダメな頑固な湯垢にはクエン酸をペースト状にしてパックしてみましょう。
1~2時間おく必要があるけど効果はありそうです。
それでもダメならプロ用の洗剤を使うのも一つの手ですね。
排水溝
我が家で「ドボドボ」と呼んでるパイプ用の液体洗剤が一番簡単。
流し込んでおくだけで最低限の効果はあるけど、せっかくなのでスポンジでも洗えない細かい所も掃除してしまいましょう。
重曹を適量振りかけた上にクエン酸水(お酢でもOK)をかけてしばらく放置します。

シュワシュワして泡立つのが楽しいんだよね
この時に汚れやヌメリも一緒に浮き上がらせてくれるんです。
そしたら歯ブラシ2本目を登場させてこすりまくります。
なんなら3本目も使っていいレベル。
イヤな臭いの解消もできるので、大掃除にかぎらずこまめにやっておきたいミッションですね。
トイレ
1年に1度くらいは便座も取り外して徹底的にやっておきましょう。
メーカーの取扱説明書を確認しながら進めれば出来ると思います。

説明書?
そんなん捨てちゃったって人は型番からググりましょう。
分解したら隙間という隙間にホコリやゴミがかなりたまっていると思います。
ここでTシャツさんが生まれ変わった雑巾の出番です。

▲マ○イ棒。なぜか伏字。
細かい隙間も届くように、長さや太さのバリエーションを作っておくと便利です。
洗面台
基本的な動きとしては浴室を参考に。
鏡の水垢とか蛇口回りのこびりついた汚れとか、普段は見逃してしまいそうな部分を重点的にキレイにしておきましょう。
女性によくあるのがヘアピンとかを置きっぱにしてた事が原因で、サビ汚れが残ってしまう事。
錆取り用の洗剤で一気に落としてしまいましょう。
大掃除って実は気合入れなければ入れない程いいんです
「大掃除があるから」っていう逃げ道で普段の掃除や片づけがおろそかになってる事が多いと思うんです。

超わかるー!
気合ばっかり空回りして、完璧なスケジュールを立てた所がピークになってしまい、結果中途半端な状態で力尽きたりする事も多いと思います。

超わかるー!!
計画ばかり完璧にたてたはいいけど、やりきる事が出来ず。
無茶な計画は逆効果です。
まあ、これだけやれれば十分だよねって自分に言い聞かせて、間に合わなかったゴミ袋を横目にソバ食って年越ししてしまう事にもなりかねません。

わかりすぎてこわいよね
要するに、普段から整理整頓とかちょっとしたお掃除はしておく方がいいですよ、ってことですね。
まとめ|大掃除を効率よく進めるためには日ごろからの意識が大事
年末最後の一大イベントの「大掃除」
スムーズにこなすためのポイントをまとめておきます。
・いつから始めるか、誰が何をやるか、役割分担をきちんと決める。
・最低限必要な道具は早めに用意する。
・闇雲に目に付いた所から掃除するのではなく、鉄則に忠実に進める。
・便利グッズは積極的に活用する。
年末の忙しい時期ではありますが、新しい年はキレイな環境で迎えたいものです。
各ご家庭の事情もあるので、完全な正解はないと思います。
無理のない範囲で今年の汚れをおとしていきましょう。
コメント