
占いって信じていますか?
ボクは基本的にはあんまり信じていません。
合コンのつかみのネタとか、それくらいしか使いみちないかなって。

血液型なにに見えるー?

ABかなー
不毛なやりとり。
「血液型なにー?」「何に見える―?」「あーやっぱりー」みたいなプチクイズが苦手なんですよね。

探り合いの時間は無駄だよね
話がそれましたが。
今回はそういう占いじゃなくて、お金を払って対面で占ってくれるプロの占い師さんが使っているテクニック。
「〇〇の母」みたいなヤツですね。
なんでプロの占い師さんは的確にあてることができるのか。
その秘密を少しだけひも解いてみたいと思います。
占い師が使う心理学テクニック
基本的には”心理学”の応用です。
- 相手の懐に入って信頼を掴む。
- それによって細かい情報を手に入れる。
- 手に入れた情報を組み立てて暗示をかけるように話す。
- すると相手は驚きながらもいつのまにかさらなる信頼を置くようになる。
そして最後にアドバイス。
このプロセスが占い師さんの使っている心理コントロールなんです。
「占い」と「心理学」はあくまでも別物。
関係性はありますが全ての事例にあてはまるわけではありませんので。

具体的にどんな心理学効果を使っているのよ
いくつか見ていきましょう。
バーナム効果

「あなたは悩みを抱えていますね?」

「あなたは自分に自信が持てていないのではないですか?」

「あなたには二面性がありますね。優しい一面が他人にわかってもらえないのではないですか?」
不信感を持っていても、ちょっと褒められると無意識のうちに自分の中のバリアが薄まっていく傾向があって。
確証バイアス
そんな無意識のうちに先入観を持ってしまう効果を「確証バイアス」と言います。

「あなたは近いうちにとてもいいことがあるでしょう」

予言の自己成就
「思い込み」の激しいのが人間。
あんまり自分ではわからないのですが。
そう言いきられてしまうと確かに、とも思ってしまいます。
根拠のない事でも信じて行動し続けていたら、いつの間にかその通りの結論になっていた
なんてことありませんでしたか?

!!!
これを「予言の自己成就」と言います。
例えば「A型の人は神経質」という定説をA型の人に信じ込ませてみる。
そんな人ばかりじゃない、というのは当たり前のことですが。
だけど、それ程神経質な性格ではないA型の人も、しつこくしつこくこれでもかってくらい言われ続けると自然と神経質な行動をとるようになってしまうんですね。
そしてこの事は対象者が多くなればなるほど真実味が増していくのです。
するとどうなるか。
統計的には「A型は神経質」に近づいていくんです。
占い師さんはこれを応用。
先程の確証バイヤスに絡めて使うケースが多いですね。
会話の中で引き出した相手のアウトラインから、どのようなアドバイスをしたら予言の自己成就につなげる事ができるかを見極めます。
そうするとアドバイスを受けた相手は時間がたつにつれて「あのアドバイスが当たっていたんだ!」ってなる。
すごいぞ占い師。(4回目)
この3つの心理学効果を使うことで、占い師さんは相手の心をわしづかみにします。
更にこのテクニックを使う為のテクニックなんてものも。
どんなに有名な占い師さんだって、相手の情報がゼロでは心理学効果を使う事は難しいのです。
相手の情報を入手する事から全ては始まります。
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ホットリーディング

今はそんなことしなくても事前の下調べなんて簡単なのです。

アレか…
facebookなんて情報の山ですよね。
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コールドリーディング

結局当たるの?
「当たるも八卦当たらぬも八卦」
これが全ての答えだと思うんですよね。
個人的な考えですが、「占い」との付き合い方っていうのは、迷っている時にそっと背中を押してくれるくらいのスタンスでいいのかなと思います。
そもそも占いって、過去の膨大な情報から導き出した壮大な統計学という見方もあるのです。
それプラス、占い師さんの高等な心理学テクニック。
これが占いの本質ではないかと。
マイナスな事を言われたのなら少しだけ注意する。
プラスの事を言われたのならその後の行動に気を付けながらモチベーションを上げていく。
そのくらいのスタンスがベストだと思いますよ。